マダム・チェチーリアのワンOK〜♬ お店探訪

食べログで毎日一件レビューを書いています。レビューを書き始めたのは10年前でワン OK〜♬ カフェやレストランをまとめたくて〜はてなブログを開設することに致しました。

フランス人顧客が絶賛するお料理の数々

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イワシのパイ包み

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仔羊スネ肉のトマト煮込み



モンマルトルの小さな葡萄畑を店名にしたビストロ

先日、神楽坂の ラ・ブルゴーニュ と ル・ブルターニュ の私のレビューを

見た友人が ”ベアトリーチェちゃんと行かれるテラス神楽坂にもう一軒ありますよ〜♬” と紹介してくださってチェックしてみますとレビュー159件、食べログ評価3.66・・凄いですネ! 私が時々読ませて戴くレビュアーの方2名も2012年と13年にレビューを書いていらして〜お二人共が絶賛!! 寒くならない内にと思い、当日予約でテラスにおじゃまして参りました。が、神楽坂はまだ新参者でパーキングの場所など把握しきれていない為、比較的近くに見つけたパーキングが最大料金のない12分220円で恐れをなし結局!前回上記レストランにおじゃました時に停めたコイン・パーキングにクルマを入れることになりまして結果!料金設定は変わらずでございました(笑)坂の上からアテネ・フランセの横を通って外堀通りに出るコースを歩いてしまい行きはかなり遠く感じましたがアンジェリーナとの思い出に彩られた カナル・カェ の灯りを右に見て神楽坂のメイン・ストリートを上がるというコス〜坂の途中で右折すると日本風にアレンジしない大人のビストロ・パリジャン Depuis1998〜赤い風車が描かれた道標の黒板が道に出ていました。

お出迎えしてくださった根本さんに依りますと4月、5月と2ヶ月クローズ、神楽坂は完全にゴーストタウンと化し少しずつ元に戻って来てはいるものの(この夜は店内に女性客2名と3名のテーブル x2)フランス人常連客の姿がお店から消えて久しく上記レビュアー2012年12月のランチ・レビューにも真冬なのにフランス人グループがテラスでワインを楽しんでいてフランス人オーナー・ソムリエとフランス人スタッフがフロアーを仕切っていたと記述がありましたしフランス人顧客の姿が消えて寂しいですよね・・オーナーがソムリエとあってワイン・リストが充実していてカオール(2018年 ¥6000)がありました。カオールを置いているお店は多くありませんので大喜びでお願い致しましたら在庫切れ〜ブルゴーニュピノ・ノワールもなくて→3本目〜コート・デュ・ルーションの2011年のソレイユ・ルージュで決まり。手摘みのマス・ボー(¥6300)なんと!これが大当たり〜♬ 10年という年月を感じる深いルビー色、なめらかなフル・ボディー、ムール・ヴェードルでしょうか、甘くリッチな果実味に華やかさがあってブーケが素晴らしい!! 南仏の赤と言えばのシラーとグルナッシュの組み合わせですがムール・ヴェードルの個性が光り、ここまで熟成感のある南仏のワインは初めて〜♬ さすが老舗フレンチの選択!! 壁にモンマルトルの丘で行ったガスコーニュと小さな葡萄畑の写真があって懐かしくて涙が出そうになってしまいました。それだけでも大感激だったのですが!根本さんが "ボトルは正真正銘のル・クロ・モンマルトルなんですよ〜♬”  葡萄畑はサクレクール聖堂に程近い坂道にあって3250株の葡萄の木が植えられ1550平方メートルの畑では昔モンマルトルが農村だった頃、丘の上にあった女子修道院のミサ用のワインが造られていました。1932年からブドウの栽培が再開されセパージュはガメイ70% にピノ・ノワール25% でパリ18区が畑の維持管理をし年間500リットル、ボトル僅か1000本という希少な赤ワインが造られています。私は坂の中腹に立ってフェンス越しにパリ市が所有する街中の畑で育つブドウの写真を撮りましたが此の日小さな畑の写真を見て10年近く前の感動が甦りました。

オーダーはア・ラ・カルトでイワシのパイ包み(¥1400)とスペシャリテの仔羊スネ肉のトマト煮込み(¥2800)スープが付かないディナーコース(¥3760)から前菜は3種のキノコと玉葱コンフィのキッシュ、主菜は豚フィレのローストをお願い致しました。アミューズは薄いライ麦パンに載ったフロマージュ・ブランの蜂蜜がけで〜うわぁ〜フレンチ!! 決して難しい一品ではありませんがフランス料理の髄が凝縮された美味しさ・・ピノに合うこと、合うこと ”もうこれで帰っても大満足” と感想をお伝えすると ”このワインとチーズしか召し上らなかったエール・フランスのクルーがいました” と根本さん・・自家製パンも美味しくテーブルにイワシのパイ包みとキッシュが載ると立ち上がる香りがハンパなく、なめらかなキッシュ、パイ皮の美味しさに魅了されるイワシのパイ包み、どちらもカットが大きくジャポネではありません。仔羊のスネ肉はコトコト煮込まれて骨離れがよく迫力のある出色の一皿! ピクルスのソースでいただく豚フィレのローストも神業のような、驚くほどサラッとした仕上がりで絶品〜♬ 付け合わせのジャガイモも、仔羊にはドフィネ、豚フィレにはピューレとキチッと、嬉しいですネ! デセールのカットも含めて一品のポーションが大きく此のセット・プライスは超破格!! コースにはデセールと温かい飲み物が付いておりますのでルバーブのパイ(¥900)を単品で〜♬ パイ・プラントとも呼ばれるルバーブ・パイの美味しさもさることながらメレンゲを満喫〜♬  タルト・シトロンもラベンダーのソルベも秀逸で最後まで非の打ちどころのないディネでございました。本格フレンチ・ビストロ料理を堪能して再びメイン・ストリートに出て天保11年(1840年)頃に描かれた坂上から江戸城牛込御門を臨む歌川広重牛込神楽坂之図を鑑賞後〜箪笥町のパーキングまで坂道を更に上がりました。

 

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パリの街中モンマルトルにある葡萄畑

<div><strong><a target="_blank" href="https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13004086/">ル・クロ・モンマルトル</a></strong>
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