マダム・チェチーリアのワンOK〜♬ お店探訪

食べログで毎日一件レビューを書いています。レビューを書き始めたのは10年前でワン OK〜♬ カフェやレストランをまとめたくて〜はてなブログを開設することに致しました。

オーナー・シェフが作る金目鯛のパスタは夢のような美味しさ

店内は明るくカラフル〜♬

ランチでは4種類のコースをご用意

思いがけず!シチリアン・ランチ!!

カフェのテラスがワンOK〜♬ ということでカフェでドルチェでも、と思っていた
のですが、すぐ裏に母体のリストランテがあって "エントランス前のテーブルなら
ワンOK〜♬ だから予約したよ!” とリーチェパパ・・思いがけない展開にママは
大喜び!本当に ’お玄関先’ ですが立派なテーブルに椅子が二脚〜ベアトリーチェ
に折りたたみ椅子でも荷物置きでも何か椅子あったら、と伺ってみますと ”聞いて
きます!” とカメリエーレが店内へ・・そして5秒後 ”少々お待ちくだい” とカフ
ェに走って椅子を一脚借りてきてくださいました。有難うございます!! シェフ
ベアトリーチェにお水を持って出て来てくださって感謝感激〜♬

ランチはパンテッレリーア(前菜・自家製パン・パスタ・カフェ ¥3300)ト
ラーパニ(前記にドルチェ ¥4400)エリチェ(に、お魚 or お肉料理 ¥77
00)ランペドゥーザ(伝説の漁師料理の前菜・鮮魚のカルパッチョ・マグロの
カラスミのパスタ・鮮魚のグリルにオレンジ・サラダ添え ¥13500)と地名
が付けられた4種〜♬ シチリアの小島はリパリ島に行きましたがメニューの島で
はないトラーパニとエリチェは20年前シチリアを一周した時にパレルモからモ
ツィア→ マルサーラ→ セリヌンテ→ アグリジェントと西側半周の行程で訪れオ
ーナー・シェフのニーノ・レンティーニ氏がトラーパニご出身と伺い壮麗なバロ
ック建築と塩田が広がる風景が甦りました。在日26年!10年後の2006年
に此処をオープン→ 真のシチリア伝統料理の大使の称号をお持ちで穏やかなトー
ク、少年のような真っ直ぐな眼差しと柔らかな物腰、さぞ繊細なお料理をお作り
になるのだろうなぁ〜という印象は見事に前菜とパスタに表現されていました。
私達はスプマンテ(¥1650)とサンペレ(¥990)パンテッレリーアとトラ
ーパニをお願いしましてアンティパスト1品がプラス ¥550でブッラータに変
更できると伺い一皿はブッラータで〜♬ シェフの友人が作るオリーブ・オイル、
ラベルも ’おネーム入り’オリジナルでシチリアのセモリナ粉で作るパン・・この
エキストラ・ヴィルジネに浸して味わうぽそっとしたパンがシチリアの旅情〜♬
スプマンテはシュール・リー(酵母の上で熟成させるワイン醸造法で造られたグ
カニコ・シャルドネ)で〜これはシェフからです!とカジキマグロの甘酸っぱ
いマリネに添えられたクロスティーニが絶品!! こんな可愛いアランチーノ
シチリアではこの3倍のおにぎりサイズ!!)見たことがない!という小さな
まぁ〜るいアランチーノも繊細な味付けで美味〜♬

ヴォンゴレ・ビアンコは殻から身が外してあり貝殻の並べ方が可愛らしくシェフ
のお人柄を感じる一皿〜♬ 塩もキツ過ぎることなく、シチリア伝統の魚のラグー
で仕立てた上品な金目鯛のパスタの完成度の高さには目の覚める思い!!決して
声を上げて主張するのではなく、あくまでも控えめなトーンなのですがベースに
シェフの確固たる信念が貫き通されていて感動せずにいられない逸品〜♬ ラベ
ルにお魚が描かれたボトルの白(バイ・ザ・グラス ¥1650)はフレッシュな
味わい〜余韻にオレンジの香りがあって〜なんともエレガントで夢見心地なパス
タ・タイムでございました。ドルチェはセミフレッドでスター・アニス風味〜♬
こちらもお洒落で繊細な味付け〜♬ ランチの一品一品にシェフの感性が光りコ
ースがベテラン揃いのスタッフに支えられてより高級感のある付加価値の高いも
のになっていて久々に大当たり〜♬ なぜこれまで全く知らずに生きてきてしま
ったのだろう〜とさえ思えるリストランテ・ダ・ニーノでございました。出がけ
にお化粧室に参りますと店内は中央にオープン・キッチン、シェフの他にもう一
名イタリア人らしき方の姿〜シェフはお友達が見えてダイニング・ルームに出て
らして歓談・・カウンターのサッシカイア・ボトルの ’壁紙’ には小さな?が付く
かもですが明るい色調のテーブル・セッティングは同じ陶芸作家のプレートで壁
にも絵皿が掛かってシチリア各地でいただいたお料理は地中海の十字路シチリア
らしく、それぞれの都市の歴史が香る郷土食の強いもので総じてもっと大雑把で
したので〜こんなエレガントなラ・クチーナ・シチリアーナがあったとは!後日
ダ・ニーノはイタリア大使館へのケータリングが多くシェフはイタリアン・フェ
アーへの招聘がきっかけで今日に至ることになったのだと知りました。

 

私達はエントランス前でランチ