マダム・チェチーリアのワンOK〜♬ お店探訪

食べログで毎日一件レビューを書いています。レビューを書き始めたのは10年前でワン OK〜♬ カフェやレストランをまとめたくて〜はてなブログを開設することに致しました。

今年も新年はガレット・デ・ロワでお祝い

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女王様はベアトリーチェ

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ガレット・デ・ロワ


2022年のフェーヴは帆立貝

・・という去年の願いが叶って今年もガレット・デ・ロワの夕べが
やって参りました。前回レビューを書いた後で レザネフォール の
ヒルを里子に出しましたので今回のフェーヴ・コレクションでは
去年のラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブションの鯖の左(真ん中の
ちっちゃな黄色!)で、お仲間入り〜♬ フェーヴをガラスの器から
出しながら ”ホントはもっとあるはず!なんだけど容れ物がどっか
行っちゃって出てこない!” と、お友達の E・・今年のフェーヴは
帆立貝のミ・キュイ海藻バターでした(ロブションは毎年お料理の
一皿)サンチャゴ・デ・コンポステラの大聖堂と聖地巡礼を思い出
します。つい最近カトリック信者ではない友人が歩ける内にホンの
一部でもフランスとスペインの国境にあるピレネー山脈を越えて巡
礼路を歩いてコンポステラに行ってみたい、と言ってたことも・・
軟弱な私はアンジーパパとポルトガルからバスに乗ってしまいまし
たが大香炉が聖堂の天井まで届くほど舞う御ミサに与ることができ
たのは正に奇跡でございました。ベアトリーチェに王冠を被せて写
真を撮ってから(陶器製のフェーヴは誤飲防止 or 日本の食品法の
為?別添え)カトリック国ではエピファニー(1月6日ご公現の祝
日・東方の三博士が星に導かれて黄金、乳香、没薬を携え聖母マリ
アと幼子イエスを詣でたと新約聖書のマタイ福音書に記述があるこ
とから)で新年のお祝いを兼ねて食される王様のガレットを今年も
いただきました。

ロブションのガレット・デ・ロワはパイ皮が非常に薄く繊細で、は
らはらと・・タヒチ産のバニラを惜しみなく使用したクレーム・ダ
マンドは濃厚な発酵バターラム酒が香ってリッチなフィリングと
繊細なレイエとの対比が実に見事〜♬ ペン画の線のようなタッチ
で木の葉が描かれたレイエが繊細で美しく、味わいはリッチで奥深
く・・今年も私達は大満足!! 近年はカトリック国でない日本でも
新年をお祝いするお菓子として定着し始めた感があり〜パティシエ
とパティスリーの存在は誠に ’大’ でございます。来年もバルタザー
ル、ガスパール、メルキオールが貢ぎ物を持って〜山を越え、砂漠
を越え、私達のところまで来てくれますように!!

 

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いただけないけど・・いい匂い〜♡