マダム・チェチーリアのワンOK〜♬ お店探訪

食べログで毎日一件レビューを書いています。レビューを書き始めたのは10年前でワン OK〜♬ カフェやレストランをまとめたくて〜はてなブログを開設することに致しました。

丸の内仲通りにタイユヴァンのカーヴ付きカフェ

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丸の内仲通りにオープン!!

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秋ナスとムール貝エスカベッシュ

タイユヴァン〜丸の内のテラス

私の中でパリ以外のタイユヴァンと言えば・・1994年にオープンして程なく
おじゃました恵比寿のシャトー(現在は ガストロノミー・ジョエル・ロブション
レストランで、日本橋高島屋にレ・カーヴができたことは知っておりましたが・・
昨年11月にカーヴ併設・食事もできるテイスティング・カウンターのような店
舗がオープンしていたのですネ!10年振りで再会した友の ’丸の内候補店リスト’
がきっかけで知るところとなりましたが!タイユヴァンのエスプリとは〜なんて
お洒落なネーミング!! テラスがワンOK〜♬ とわかり前日にお電話を入れます
と・・お天気があるのでテラスは当日予約のみとなっております、と丁寧な説明
があり〜私も諸事情はよく理解できる旨をお伝えして仮り予約〜翌日は予報通り
パーフェクトなテラス日和になりました。これからは日一日と寒くなりますので
テラスはラスト・チャンスかも!タイユヴァンに行ってワインが愉しめないのも
老舗しゃぶしゃぶ店でお鍋に極上霜降り肉を入れないようなもので、やはり今で
しょ!

ディネ A(¥5500x2 にペアリング・ワイン4種(¥4400)を付けて戴く
ことに致しました。仲通りに面したサイドウォーク・カフェで当然テーブルは小
さな丸いカフェ・テーブル・・すぐに ”二つお付け致しますので!” と目配りと
気配りも完璧!!お声で予約の際、対応してくださった女性であることがわかり
ました。彼女は日本ソムリエ協会認定ワイン・エキスパートの資格をお持ちの店
長でいらして〜お料理の説明も丁寧でサーヴも完璧〜♬ アミューズ・ブーシュ
エディブル・フラワーが美しいパテ・ド・カンパーニュで、バターでいただく
温かいバゲットが美味しいですねぇ〜♬ ディナー中盤でパンのお代わりはいか
がですか?と声をかけてくださって(もちろん、いただきました!)タイミング
もパーフェクト!! ペアリング一杯目はタイユヴァンお墨付きの南アのスパー
クリング、前菜の秋ナスとムール貝エスカベッシュ・ソースはオレンジのソー
スで焼きナスのパテとニンジンのギモーヴが両サイドに!!続くコレクション・
タイユヴァン・ラベルのコート・ド・プロヴァンス2019年がしっかり支えま
す。辛口で透明感があり味わいに厚みのあるロゼは〜やはり南仏のプロヴァンス
!!スープは濃厚な玉葱のヴルーテ〜バゲットのクラストにカリッ!と焦げ感が
あって優しくクリーミーなスープと絶妙なマッチ!リーチェパパはスープ好きな
ので美味しいオニオン・グラタンがあれば、私は久し振りのフレンチでシャンゼ
リゼから空港に向かうパリ最後の一皿〜ブフ・ア・ラ・ブルギニョン以来でプテ
ィ・オニオンの入ったブルギニョンがあれば大ハッピーというイメージでおじゃ
ま致しましたので ディネ A に決める前に黒川店長に伺ってみましたらオニグラ
はもう少し寒くなってから(ブフはグランド・メニューの中に!)”C はフラン
ス産ビションのロティだネッ! 僕は魚にするから” と、リーチェパパ〜そうね!
と私・・二人でお魚とお肉の両方が半分ずつ楽しめます。

ビションもフランス産ですがビションではなく仏産ピジョンのロティを待ちな
がら愉しんだのがフランス南西部のシュナン・ブラン ’レ・ピエス・ロング' で
マセラシオンで果皮を浸けているのでオレンジ・ワイン風〜♬ およそシュナン・
ブランとは思えない複雑味と奥行きがあって味わい深く、全くの別物!かと言
って難しくなり過ぎることなく、エレガントな仕上がりでペアリング4種の中
でイチバン新鮮な驚きがあって〜♬ さすが!タイユヴァンが選ぶワインたる風
格を感じるグラスでございました。お魚はアイナメポワレクルミのソース
で秋の根菜添え〜♬ アイナメの皮は薄くてパリッ!白身はふんわり〜ゴボウも
レンコンも大きくて美味!! ピジョンもムネ肉とモモでしょうか、しっかりと
した弾力とジューシーな部位の異なる味わいをピジョンと鶏のジュで作る無花
果の絶品ソース(無花果のコンポート入り〜♬ ソースが美しい円!)と珍しい
コルシカ島の地ブドウ ’ロスマリヌ・ルージュ’2018年で堪能致しました。
小さなユリのようなオレンジ色のお花に椎茸と銀杏、カカオとアーモンドのパ
ウダーが添えられて秋の始まりを感じる絵画的な出色の一皿〜♬ ソースに始ま
りソースに終わるフレンチをタイユヴァンの厳選ワインで満喫してデセールは
軽めのショコラ・マロン〜♬ プレートにはやはり ’円’ が描かれていました。

お向かいはスペイン料理のバル・ボルティージョ・デ・エスパーニュ、お隣は
YOTTERIA〜和製イタリア語〜笑える!! 狙いは〜寄ってリア?酔ってリア?
ひとりで大ウケしてしまい思わず黒川店長に ”お隣おかしい〜YOTTERIA です
って!” ”そうなんですよ〜オーナーが関西の方みたいで!” 皆様ご存知タイユ
ヴァンは1946年パリにオープンした老舗レストランで1973年から30
年以上に亘ってミシュランの三ッ星に輝き、ワインのストックは約7500種
類、35万本にも及び、フランス随一・・生産者がタイユヴァンの為に瓶詰め
するワインはコレクション・タイユヴァンと称されボトルには生産者名より大
きくタイユヴァンと記されます。タイユヴァンにセレクトされるということが
最高の栄誉なのですよネ! 黒川店長のおかげでコースの最初から最後まで3倍
楽しく・・これから寒くなるとテラス・ディナーはできなくなりますが今から
来年の春を楽しみに〜♬ ベアトリーチェと一緒に行かれる貴重なフレンチ!!
グランメゾンのエスプリともなれば喜んで半年待ちましょう〜〜♬

 

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仏産ピジョンのロティ